△日程第15.議案第88号 字の区域および名称の変更について
○議長(
菅沼利紀君) 日程第2.議案第74号 湖南市教育に関する事務の
職務権限の特例に関する条例の制定についてから日程第15.議案第88号 字の区域および名称の変更についてまでを
一括議題とします。 次に、ただいまの
一括議題につきましては、はじめに一括で
委員長報告を行います。すべての
委員長報告が終了しましたら、それぞれの
議案ごとに
委員長報告に対する質疑および討論を行い、その後採決を行います。 それでは、議案第74号から議案第88号まで、委員長の報告を求めます。 はじめに、
総務常任委員長。
◆
総務常任委員長(望月卓君) 登壇 皆さん、おはようございます。
総務常任委員会の報告をいたします。 12月9日の本会議において、
総務常任委員会に付託を受けました議案第74号、議案第76号、議案第77号および議案第86号から議案第88号の6議案につきまして、12月10日に開催した委員会の経過および審査の結果を報告いたします。 主な質疑は次のとおりです。 議案第74号 湖南市教育に関する事務の
職務権限の特例に関する条例の制定について、
学校教育の中で文化財の取扱いはとの質疑に対し、直接教育面への影響はなく、
文化財保護が中心であったが、今後は観光面をはじめ
文化財活用の道ができたとの答弁がありました。 議案第76号 湖南市税条例の一部を改正する条例の制定について、
市税歳入への影響はとの質疑に対し、税収の大きな変動はない。市民への周知はとの質疑に対し、市の
ホームページ等で周知していくとの答弁がありました。 議案第77号 湖南市
地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定について、統合することや廃止すること、残された課題へ地元からの要望はとの質疑に対し、
柑子袋会館の廃止について地元からの
反対意見はなかった。
岩根会館についても概して
反対意見はなかったが、
相談窓口が近くになくなることへの不安の声もあった。
柑子袋会館で行っている事業は近くの
柑子袋まちづくりセンター等を活用し、
岩根会館での事業は
岩根まちづくりセンターや近隣の施設を活用するなどして対応していくとの答弁がありました。5館から3館になる点についてはとの質疑に対し、
人権施策全体として捉まえ、まち協・地域、行政が
一般施策として
相談体制づくり、
システムづくりを行い、課題解決をしていく。弱者や支援の必要な人への施策はとの質疑に対し、
人権施策だけでなく
福祉施策としても取り組んでいくとの答弁がありました。利用者は減少しているといわれたが、
柑子袋会館は増加傾向である点はとの質疑に対し、近年、
中央まちづくりセンターと
女性センターを廃止した影響があると考えるが、
柑子袋まちづくりセンターなどの貸館機能で補っていきますとの答弁がありました。 議案第86号
指定管理者の指定について(湖南市
東海道石部宿関連施設)、
指定管理者候補者選定結果について、前回は応募1者で
点数評価、今回は1者ですが
可否評価になった経過はとの質疑に対し、第2回湖南市
指定管理者候補者選定委員会で決定しました。民間活力の効用はとの質疑に対し、
自主事業展開や事業の
経費節約への取組を期待しているとの答弁がありました。 議案第87号
人権総合計画の策定についての質疑はありませんでした。 議案第88号 字の区域および名称の変更について、名称の
日枝あおいの意味はとの質疑に対し、植物のアオイで、太陽に向かってすくすくと育つことの由来です。また、この地先の小学校区はとの質疑に対し、
日枝山手台1丁目、2丁目、3丁目は
下田小学校区で、
日枝あおいは
水戸小学校区ですとの答弁がありました。 以上が質疑の概要でありますが、その後、各議案に対して討論はなく、採決を行いました。その結果、議案第74号、議案第76号および議案第86号から議案第88号の5議案について、
全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。また、議案第77号については賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。 すみません、失礼しました。1点だけ訂正します。
人権総合計画と言いましたが、
人権総合計画の間違いでしたので訂正します。 以上。
○議長(
菅沼利紀君) 次に、
福祉教育常任委員長。
◆
福祉教育常任委員長(
松井圭子君) 登壇 12月9日の本会議において、
福祉教育常任委員会に付託を受けました議案第78号について、12月10日に開催した委員会の審査結果を報告します。 現在、
出産育児一時金は、
健康保険法施行令の定めにより、40万4,000円と
産科医療補償制度対象の出産に対しては
産科医療補償制度掛金の1万6,000円の加算された金額で、
支給総額は42万円です。今回、
産科医療補償制度が見直され、掛金が1万6,000円から1万2,000円にと4,000円引き下げられ、本来であれば
出産育児一時金の
支給総額も4,000円引下げとなりますが、
少子化対策の重要性を鑑み、
支給総額は維持すべきとの考えから、
出産育児一時金を40万4,000円から40万8,000円に引き上げるという改正に伴い、湖南市
国民健康保険条例も所要の改正を行うものとの説明を受けました。 主な質疑は次のとおりです。 どこの市町村も
国民健康保険組合から補填する対策を取られているのかとの質疑に対して、他の市町村の
国民健康保険組合も国保以外の
保険組合も補填されるものですとの答弁でした。 討論はなく、採決の結果、議案第78号 湖南市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、
全員賛成で原案どおり可決すべきものと決定しました。 以上です。
○議長(
菅沼利紀君) 次に、
産業経済常任委員長。
◆
産業経済常任委員長(
堀田繁樹君) 登壇 12月9日の本会議において
産業経済常任委員会に付託を受けました議案第75号、議案第79号の2議案について、12月13日に開催した委員会の審査結果を報告します。 主な質疑は次のとおりです。 議案第75号 湖南市こころの
街角サロンいしべ
宿駅設置条例の一部を改正する条例の制定についてでは、
利用料金制を導入する理由についての質疑に対して、現在、施設の利用者が少ない状況であることから、利用の活性化を目的として利用料を
指定管理者の収入にすることで自主的な経営努力を促し、かつ
会計事務の効率化を図ることができるように導入するものですとの答弁でした。 議案第79号 湖南市
下水道条例の一部を改正する条例の制定についてでは、質疑はありませんでした。 各議案とも討論はなく、採決の結果、議案第75号および議案第79号はいずれも
全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
○議長(
菅沼利紀君) 次に、
予算常任委員長。
◆
予算常任委員長(
赤祖父裕美君) 登壇 12月9日の本会議において
予算常任委員会に付託を受けました議案第80号から議案第84号の5議案について、12月13日に開催した委員会の審査結果を報告いたします。 主な質疑は次のとおりです。 議案第80号 令和3年度湖南市
一般会計補正予算(第9号)について、
広域行政経費、一部
事務組合負担金の減額について、
中途退職者が数名あった点について質疑があり、令和2年度末から合わせて5名の退職者があったため、大変厳しい問題であり、こういうことにならないように努めたいとの答弁でした。
地方創生推進交付金を活用して実施した
地域活性化先進モデル事業における返還金55万円について質疑があり、
石部南学区まちづくり協議会が進めてきた
コミュニティービジネスの推進ということで、農産物の6次産業化として
地元農産物の野菜や果実の販売を進めるにあたって、施設を借りて整備する事業だったが、計画どおり実施されなかったことにより返還金が発生し、
歳出予算科目を創設して予算化した。交付したお金は返還してもらうとの答弁でした。
療育事業と
発達相談員、保育士の
会計年度任用職員の報酬の増額についての質疑では、6月30日付で正職員の保育士が1名退職したこと、
発達相談員が3月末で退職したことを受け、その分の補充として
会計年度任用職員の費用を計上しているとの答弁でした。 東庁舎2階に設置してある
雨量記録計が故障したため、更新する経費62万5,000円について、壊れた時点ですぐに予算化すべきではないかといった質疑では、ほかに県の砂防関係で2か所
雨量記録計が設置されており、カバーできている状況との答弁でした。
一般行政推進経費、総務部および印刷室の
複合機コピーカウント料の
不足見込額35万1,000円の増額について、
ペーパーレスを進めているのになぜ増額になったのかという質疑では、
コピー代の抑制のために極力輪転機を使うようにはしていたが、今回の指摘はもっともであり、今後も
コピー代の抑制に努めていくとの答弁でした。 新たな職員の派遣に係る経費が増額されている点について質疑があり、令和4年度に国機関への派遣1名分の経費を予算化した。詳しくはまだ述べられないとの答弁でした。
文化財保護審議会委員の報酬が増額されていることについて、どのような課題を持っているのかという質疑では、本来なら常設すべきものであったが、そのようになっていなかった。湖南市全体としての
文化財保護の
計画策定をしていきたいとの答弁です。常設すべきだったにもかかわらず、そのことに担当者が気がつかなかったこと、今まで動きがなかったことは大変大きな問題であるといった意見がありました。 議案第81号 令和3年度湖南市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、
保険給付費不足が見込まれての一般被
保険者療養給付費および
高額療養費の
増額予算となりましたと説明があり、どういった疾病が増えて増額をしなければならなかったのかとの質疑では、入院、外来ともに患者は増えてはいないが、1人当たりの
診療単価が上がっているとの見立てであるとの答弁でした。 議案第82号 令和3年度湖南市
国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)について、
水戸診療所の看護師1人の退職により減額となっているが、現在の状況についてはとの質疑があり、人事課のほうで募集をかけているが、応募がない状況であり、現在は
石部診療所からシフトを組んで
水戸診療所に手伝いに出てもらっているとの答弁でした。 議案第83号 令和3年度湖南市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、令和2年度
広域連合市町負担金の精算により返還金が生じたため、
一般会計に返還することによる
補正予算との説明がありました。例年9月が精算月ではとの質疑では、納入期日が12月であったため、今回のタイミングで上げているとの答弁でありました。 議案第84号 令和3年度湖南市
介護保険特別会計補正予算(第2号)について、
地域包括支援センター業務委託事業として、令和3年度から令和5年度を期間とする9,400万円限度額の
債務負担行為については、
中学校区ごとに支所を置き、より市民の利便性を考慮して2人の
人員配置を行い、1か所1,200万円の予算を見込んでいるとの説明がありました。市直営では
人員配置は難しいので、法人に助けてもらうということなのかとの質疑では、市直営では人員がそろえられなかった。法人に助けてもらって体制を整えたい。甲賀市、野洲市も委託を考えており、どこも難しい状況とのことで、
医療介護のきめ細かな取組として、行政であれ民間であれ協力が必要。経営を考えながら、効率よく頑張ってもらう。利用者に近いところで24時間365日の
サービスを展開していくとの答弁でした。 以上が質疑の概要でありますが、その後、各議案とも討論はなく、採決を行いました。その結果、議案第80号から議案第84号までの5議案については、いずれも
全員賛成で原案のとおり可決すべきと決しました。 以上、報告をいたします。
○議長(
菅沼利紀君) これから
委員長報告に対する質疑を行います。はじめに、議案第74号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第74号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第74号 湖南市教育に関する事務の
職務権限の特例に関する条例の制定については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第74号は
委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第75号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第75号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第75号 湖南市こころの
街角サロンいしべ
宿駅設置条例の一部を改正する条例の制定については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第75号は
委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第76号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第76号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第76号 湖南市税条例の一部を改正する条例の制定については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第76号は
委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第77号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。
◆9番(
赤祖父裕美君) 動議。
○議長(
菅沼利紀君) 9番、
赤祖父裕美議員。
◆9番(
赤祖父裕美君) 議長から許可をいただきましたので、継続審査の動議を提出させていただきます。
○議長(
菅沼利紀君) 動議を出されるということで、ただいま9番、
赤祖父裕美議員から動議が提出されましたが、本動議には1名以上の賛成者が必要です。賛成の方の挙手を求めます。 (賛成者挙手)
○議長(
菅沼利紀君) ただいまの動議は、
会議規則第16条の規定による賛成者がおられますので、成立いたしました。 それでは9番、
赤祖父裕美議員、動議の説明のほうをお願いいたします。
◆9番(
赤祖父裕美君) 改めて議長から許可をいただきましたので、継続審査の動議をさせていただき、その内容について述べさせていただきます。 ただいま議題となっております議案第77号 湖南市
地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定について、先ほど、
総務常任委員長より
委員長報告がありました。施設の老朽化や相談利用者の減少などが廃止の主な理由であります。
総務常任委員会で議論して審議がなされ、その委員会の結果は可決でありました。委員長の報告によりますと、今回の条例改正は建物の用途廃止を目的としたものであるとのことでしたが、施設本来の設置目的である地域住民の生活向上など社会福祉の観点や廃止に伴う職員の今後の雇用の問題などの議論が不足しているのではないかと思い、この席に立たせていただいております。 湖南市公共施設等総合計画、総合管理計画個別施設計画に基づき、地域総合センターのうち
柑子袋会館および
岩根会館の2館を廃止することについては理解をしています。地元の同意も得ているとのこともあり、しかしながら、地域の方々などからの意見をお聞きし、当該地域にはまだ課題も残っており、周辺地域を含めた今後の
福祉施策の在り方や廃止に伴う職員の処遇など、総合的な支援体制について十分な議論ができたとは思えず、いささか性急過ぎるのではないでしょうか。このため、本議案については、建物の用途廃止を基本とした議論に加えて、
福祉教育常任委員会等の審査も視野に入れながら、いま一度慎重かつ丁寧な議論をすることが必要であるとの観点から、継続審査にすべきと考えます。 以上のことを理由にして、
会議規則第46条の規定により、議案第77号は所管の
総務常任委員会への再付託のうえ、閉会中の継続審査とすることを求めます。よろしくお願いいたします。
○議長(
菅沼利紀君) ただいま、9番、
赤祖父裕美議員から、議案第77号 湖南市
地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定については
総務常任委員会に再付託のうえ、閉会中の継続審査とすることを求める動議が提出され、所定の賛成者がございましたので、本動議は成立しております。よって、
会議規則第21条の規定に基づき、本動議を直ちに議題とすることにご異議はございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 異議なしと認めます。したがって、本動議を直ちに議題とすることに決しました。 本動議についてこれから質疑を行います。 質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから採決を行います。 お諮りします。 本動議のとおり、議案第77号、湖南市
地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定について、
総務常任委員会に再付託のうえ、閉会中の継続審査とすることに賛成の方は起立を願います。 (起立少数)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。 起立少数です。したがって、本動議は否決されました。 これから戻りまして、討論のほうを行います。 討論の通告がありますので、まずは原案に反対者の発言を許します。 15番、
加藤貞一郎議員。
◆15番(
加藤貞一郎君) 登壇 議案第77号 湖南市
地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論をいたします。 反対理由は二つあります。その一つは、この議案は、湖南市にある五つの地域総合センターのうち
柑子袋会館および
岩根会館については築45年以上経過し、老朽化が進んでいることから、施設の安全面において課題があること、そして、隣保館として設立した目的は一定達成したということから、今年度末をもってこの2館を廃止するという内容であります。確かにこの2館については、市が策定した湖南市公共施設等総合管理計画の中の地域別取組方策の検討結果においては、老朽化に基づく施設の管理上の観点から、令和7年度までの間で統廃合、複合化に向けて検討する方針については承知をしております。しかし、この建物の老朽化に対する今後の検討課題と、この施設が担う目的が一定達成したからこれを廃止するということとは全く別問題であり、この条例改正の趣旨からはその核となる論点が全くかみ合っておりません。市は、
岩根会館について、隣保館は地域から不要であるということを確認したと、このように報告されておられますが、今日まで人権問題に正面から取り組んできた行政の立場からすれば、隣保館の必要性の有無を判断するのに、どういう理由で、なぜその地域だけを特定され、確認されたのか理解できるものではありません。もし、仮にも今回の条例改正の背景に、隣保館は同和地区の施設であると、そういう認識の下で施設の廃止等について検討されてきたなら、既にこの入り口の段階で議論の方向性が間違っていると思っております。確かに、隣保館は特別措置法の施行時代の影響もあって、そのようなイメージが残念なことにいまだに根強く残っているかもしれませんが、その時代はあくまでも時限立法の施行期間であり、2002年に
一般施策に移行され、隣保館は第2種社会福祉施設として厚生労働省所管の事業を行う施設として位置づけされ、隣保館の設置および運営については、法の下においてその運営要項が定められています。 そうしたことから、様々な福祉事業の活動範囲が地域社会全体とされたことにより、外国人をはじめ不特定多数の対象者の方々のための幅広い事業展開が求められることとなり、その活動拠点として、学校を超えた広い範囲での大変重要な役割を担っている施設として位置づけされています。にもかかわらず、隣保館の目的が何を根拠に一定達成したと判断されたのか、そのことに疑問が残ります。 そして、もう一つの理由は、市民の命を守るという行政の最優先的課題として位置づけされている観点からであります。今回提案されている2館につきましては、湖南市の災害時の避難所に指定されています。特に
岩根会館に限りいえば、河川の氾濫や土砂災害等のいわゆる風水害による緊急避難場所として唯一この建物のみが岩根学区全域の避難場所として指定されています。 そうした中、市が指定した避難場所の廃止を検討されているなら、同時にその代替施設の指定や変更計画等についても事前に対象区域の市民に対して説明をするのが行政の責任であると思います。災害に対する備えに待ったはありません。しかし、このことについては今回、一切触れられていません。そうした中、今回、委員会の意見としてもう少し時間をかけて議論をする必要性も指摘されておられます。当然の意見であると思っております。 以上のような内容を踏まえ、議案第77号についてはもう一度議論を重ねていただくことを強く切望し、反対討論といたします。
○議長(
菅沼利紀君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。 13番、望月 卓議員。
◆13番(望月卓君) 登壇 議案第77号 湖南市
地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場から討論いたします。ただいま、反対の討論は、施設を取り巻く環境面等について論がありました。私は議会に関する面から討論を進めたいと思います。 昨年9月に設置されました
湖南市議会公共施設調査特別委員会で調査研究を行い、この特別委員会の意見を反映した湖南市公共施設等総合管理計画個別計画が令和3年3月に策定されました。この湖南市公共施設等総合管理計画個別計画に基づき、議案第77号は今回、条例改正を行い、
柑子袋会館、
岩根会館は施設の老朽化や利用者の減少、地元の総意等を背景に建物施設の用途変更を踏まえ、廃館することとしています。
総務常任委員会では、事業を統合することや用途廃止について審議を深めたとあり、現在執り行っている事業施策は近隣の施設で執り行うとありました。 湖南市は福祉のまちといわれ、社会的弱者への取組が全国的に先進地との評価を得ています。コロナ禍以前までは全国から多くの自治体等の研修を受け入れてきています。
人権施策としては、平成16年に湖南市のあらゆる差別撤廃と人権擁護を目指す条例を制定し、以来、今日まで人権擁護施策を推進してきたところであります。 従来からある四つの湖南市
人権総合計画(案)、湖南市同和対策基本計画、湖南市人権教育推進計画、湖南市人権同和福祉計画の計画期間満了に伴い、これまでの計画の理念を受け継ぎ、これらを一つに統合して、令和4年度からは人権教育の推進や人権意識の啓発、普及など、より充実した湖南市
人権総合計画で取り組むこととしております。 また、地域地域では様々な支援を必要としている方が少なからずいることも現状です。地域の福祉面についても、令和4年度からは湖南市第4次地域福祉計画、湖南市地域福祉活動計画で地域活動を支える人づくり、地域で支え合う力を高めるつながりづくり、安全・安心に暮らせる地域づくり、適切な支援を投じるための体制づくりを基本目標に、市民に寄り添い、誰一人取り残さない事業施策を推進することとしています。これらの融合的な取組は、今後ますます充実させていくものと思うところであります。今12月定例会でも、先ほどの湖南市人権擁護総合計画(案)および湖南市地域福祉計画、湖南市地域福祉活動計画(案)につきましては、常任委員会の議題に上げられたところであります。 湖南市の人権福祉へのさらなる取組を申し添えまして、賛成討論を終わります。どうか議員の皆様のご理解を賜りまして、議案第77号の賛同をお願いいたします。
○議長(
菅沼利紀君) 続いて、原案に反対者の発言を許します。 16番、
松原栄樹議員。
◆16番(
松原栄樹君) 議案第77号 湖南市
地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。
柑子袋会館および
岩根会館を廃止するための条例改正ですが、議案資料概要にもあるとおり、竣工から45年以上が経過し、施設の老朽化等に伴い、地震発生時など利用客の安全確保に課題があるためと、設立目的が一定達成できたと考えられることから、今年度末をもって廃止と提案されていますが、建物の老朽化、安全確保のためについてはそのとおりだと思います。しかしながら、設立目的が一定達成できたと考えられるとありますが、果たしてそうでしょうか。 人権とは、私たちが幸せに生きるための権利であります。21世紀は人権の世紀といわれ、国際社会では人権への取組が高まっています。日本でも同様なことは、皆様ご周知のとおりであります。我が湖南市でも、2005年に人権尊重都市宣言をしています。人権を普遍的な文化にしていかなければなりません。そのことからして、特に外国籍住民が多くおられる岩根、水戸地域の人権に対する対応はより重要であります。地理的な上での拠点である
岩根会館、拠点および設置目的や目的達成のための事業については、明確かつ具体的な計画の検討が必要であると思います。
柑子袋会館については、事業は地域の他施設で代替できるものと考えます。 なお、湖南市公共施設等総合管理計画、個別施設計画の策定スケジュールでは、
柑子袋会館、
岩根会館は2025年、令和7年までに複合化の検討、2026年、2027年、令和8年、令和9年に複合化となっています。そのことからも、条例改正を急がず、しばしの時間的余裕を持って、先ほどから述べていますとおり、拠点施設、目的達成のための事業について明確かつ具体的な
計画策定を検討されることを願い、この条例に対しての反対討論とします。
○議長(
菅沼利紀君) 少しお時間いただきます。 会議途中ですが、暫時休憩といたします。
△休憩 午前10時16分-----------------------------------
△再開 午前10時18分
○議長(
菅沼利紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、原案に賛成者の発言を許します。 11番、
大島正秀議員。
◆11番(
大島正秀君) 登壇 議案第77号 湖南市
地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論を行います。 今定例会に上程されました議案第77号は、付託された
総務常任委員会におきまして真剣に議論を重ねられたと承知しております。湖南市公共施設等総合管理計画において、
岩根会館と
柑子袋会館の統廃合、複合化については令和7年度までに検討することとなっていますが、その趣旨は令和7年度まで統廃合や複合化を行わないということではなく、施設の状況や利用状況、地区住民の意向、近隣に
まちづくりセンターが立地され、住民の交流の場があることなど、総合的な視点で検討を進めるために目標とすべき期間を指していると考えるべきであり、それらが十分に検討されたのかどうかが重要だと思います。関係団体に対し説明されているとのことですが、どのような意見が出たのか、
反対意見はなかったのかが重要になると思います。地域住民の方からは、積極的に廃止を望む意見が大多数であったこと、また、建て替え要望はなかったとのことです。しかしながら、
岩根会館においては、相談場所が近くになくなるのは不安だとして反対する人も、僅かではあるがおられるとのことであり、その支援の在り方については市当局や関係機関と連携しながら対応していく必要があると思います。一般相談については、東庁舎に住民生活相談室ができたこともあり、会館への相談はほとんどない状況とのこと、必要なときに臨時出張相談を実施して対応する、また、改良住宅の居住者支援、現在8戸についてはみくも地域人権福祉市民交流センターや夏見会館などと連携するなど、相談支援体制は湖南市
人権総合計画にもうたわれているとおり、システムとして充実することにより可能であると思います。 会館は、地域住民の生活や福祉の向上、人権啓発の住民交流の拠点となることを目指しています。そのような中、定期的に施設を利用しているサークルも一定数あるとのことであり、
柑子袋会館が7団体、
岩根会館が1団体、利用者への十分な説明や活動場所の情報提供のフォローは必要ではないかと思います。特に、
岩根会館については地元、岩根東区の利用者が最も多く、
岩根会館が建ったときに集会所として使用していた経緯があることからも、地域活動に支障を来さない配慮が必要と思いますが、湖南市公共施設等総合管理計画においても廃止予定の施設であり、今年度をもって
岩根会館の廃止を検討していることは、既に利用者や地域の方々に説明し、理解していただいたと聞いています。 しかし、会館がなくなれば人権への取組が後退するのではないか。今まで
柑子袋会館と
岩根会館が取り組んできたことが無になってはあきません。市内には地域総合センターのない地域もたくさんありますが、
まちづくりセンターを拠点とするなどして人権啓発の取組が住民主体で行われています。会館という建物がなくても、市民や関係団体などと連携して人権の取組を前進させていくことは言うまでもありません。今後、地域総合センター運営を行う中で得た知識を人権政策や地域福祉の中でどう生かしていくかということを考えながら、残る三つの地域総合センターを総合政策として取り組んでいく必要があると思います。市民のためにこれからの政策を実行していくうえで、新しい地域、環境づくりの出発として私たち議員の理をもっての判断を願い、議員皆様の賛同をお願いいたし、議案第77号 湖南市
地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定についての賛成討論といたします。
○議長(
菅沼利紀君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第77号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第77号 湖南市
地域総合センター条例の一部を改正する条例の制定については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (起 立 多 数)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。 起立多数です。したがって、議案第77号は
委員長報告のとおり可決されました。 会議途中ですが、暫時休憩します。再開は10時35分からといたします。
△休憩 午前10時25分-----------------------------------
△再開 午前10時34分
○議長(
菅沼利紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 13番、望月 卓議員から先ほどの
総務常任委員長報告の中での発言、また議案第77号での賛成討論での発言につきまして訂正の申出がありましたので、これを許します。 13番、望月 卓議員。
◆13番(望月卓君) 本来、「湖南市
人権総合計画」と言うべきところを「湖南市人権擁護総合計画」と間違えましたので、訂正いたします。
○議長(
菅沼利紀君) ただいまの13番、望月 卓議員の発言訂正は、
会議規則第65条の規定により許可いたしました。 続いて、議案第78号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第78号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第78号 湖南市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第78号は
委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第79号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第79号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第79号 湖南市
下水道条例の一部を改正する条例の制定については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第79号は
委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第80号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第80号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第80号 令和3年度湖南市
一般会計補正予算(第9号)は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第80号は
委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第81号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第81号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第81号 令和3年度湖南市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第81号については原案のとおり可決されました。 続いて、議案第82号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第82号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第82号 令和3年度湖南市
国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第82号は
委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第83号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第83号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第83号 令和3年度湖南市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第83号は
委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第84号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第84号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第84号 令和3年度湖南市
介護保険特別会計補正予算(第2号)は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第84号は委員長の報告のとおり可決されました。 続いて、議案第86号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第86号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第86号
指定管理者の指定について(湖南市
東海道石部宿関連施設)は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第86号は
委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第87号について、
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第87号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第87号 湖南市
人権総合計画の策定については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第87号は
委員長報告のとおり可決されました。 続いて、議案第88号について
委員長報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第88号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。 議案第88号 字の区域および名称の変更については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第88号は
委員長報告のとおり可決されました。
△日程第16.
追加議案の上程
○議長(
菅沼利紀君) 日程第16.追加提出議案の上程を行います。 議案第89号 令和3年度湖南市
一般会計補正予算(第10号)を上程し、議題とします。 提案者の説明を求めます。 市長。
◎市長(
生田邦夫君) 登壇 それでは、追加提出案件、議案第89号の提案理由をご説明申し上げます。 議案第89号 令和3年度湖南市
一般会計補正予算(第10号)は、歳入歳出予算に4億6,501万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ233億9,928万5,000円とするものであります。 以上につきまして、担当から補足説明をいたしますので、よろしくご審議のうえ、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
菅沼利紀君) 続いて、担当部長からの補足説明を求めます。
総務部長。
◎
総務部長(
井上俊也君) それでは、提出議案について補足説明を申し上げます。 議案第89号 令和3年度湖南市
一般会計補正予算(第10号)についてでございますが、今回の補正につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯を支援する取組といたしまして、令和3年度湖南市
一般会計補正予算(第8号)における子育て世帯臨時特別給付金給付事業の追加支援として、18歳までの子ども1人に対し追加で5万円を支給するために必要となる予算を計上させていただいているものでございます。 そのため、歳入予算の補正内容といたしましては、増額補正として、国庫補助金において子育て世帯臨時特別給付金給付事業費補助金4億6,440万円、子育て世帯臨時特別給付金給付事務費補助金61万5,000円を計上させていただいております。 次に、歳出予算の補正内容といたしましては、増額補正として、国庫補助金を財源といたしまして、子育て世帯臨時特別給付金給付事業に係る事業費4億6,501万5,000円を計上させていただいております。 提出議案についての補足説明は以上でございます。
△日程第17.議案第89号 令和3年度湖南市
一般会計補正予算(第10号)
○議長(
菅沼利紀君) 日程第17.議案第89号 令和3年度湖南市
一般会計補正予算(第10号)を議題とします。 本案についてこれから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 お諮りします。 議案第89号については、
会議規則第37条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。したがって、議案第89号については委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第89号を採決いたします。 議案第89号 令和3年度湖南市
一般会計補正予算(第10号)は、原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、議案第89号は原案のとおり可決されました。
△日程第18.意見書第5号
衆議院議員選挙制度の抜本的な改革を求める意見書
○議長(
菅沼利紀君) 日程第18.意見書第5号
衆議院議員選挙制度の抜本的な改革を求める意見書を議題とします。 本案について提案者の説明を求めます。 12番、
上野顕介議員。
◆12番(
上野顕介君) 登壇
衆議院議員選挙制度の抜本的な改革を求める意見書。 上記の議案を読み上げて提案をいたします。 衆議院小選挙区選出議員の選挙区については、平成28年5月に衆議院議員選挙区画定審議会設置法および公職選挙法の一部を改正する法律が成立し、衆議院議員の定数の削減と、いわゆる一票の格差の是正措置が講じられた。これにより、各都道府県の区域内の選挙区の数を、令和2年以降10年ごとに行われる国勢調査の結果に基づき、いわゆるアダムズ方式により配分されることとなった。本年11月30日に令和2年国勢調査の確定値が公表され、その結果に基づくと、本県の衆議院小選挙区選出議員の定数は1名減となると見込まれている。 もとより一票の格差を是正することは重要な課題である。しかしながら、地方創生の重要性が高まっているにもかかわらず、地方の実情を知る国会議員の比率が低くなり、地方の意見が国政に届きにくくなれば、過疎化、少子高齢化や人口減少といった課題の解決は遠のき、今後の我が国の行く末に大きな影響を与えることとなる。したがって、国政選挙においては、単純に人口に比例した定数配分とするのではなく、地方の意見が十分に反映されるものとなるよう制度を構築しなければならない。 よって、国会および政府におかれては、衆議院小選挙区選出議員の選挙区改定に向けた現在の検討を見直し、改めて地方の意見を広く聴きながら、十分に議論を重ね、抜本的な選挙制度改革を行うよう強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
○議長(
菅沼利紀君) 本案について質疑および討論を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 異議なしと認めます。よって、本案については、質疑および討論を省略します。 これから意見書第5号を採決します。 意見書第5号
衆議院議員選挙制度の抜本的な改革を求める意見書は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)
○議長(
菅沼利紀君) ご着席願います。
全員起立です。したがって、意見書第5号は原案のとおり可決されました。
△日程第19.意見書第6号
オンライン本会議の実現に必要となる
地方自治法改正を求める意見書
○議長(
菅沼利紀君) 日程第19.意見書第6号
オンライン本会議の実現に必要となる
地方自治法改正を求める意見書を議題とします。 本案について提出者の説明を求めます。 12番、
上野顕介議員。
◆12番(
上野顕介君) 登壇
オンライン本会議の実現に必要となる
地方自治法改正を求める意見書について、読み上げて説明といたします。
湖南市議会では、新型コロナウイルス感染症の影響下における議会運営を議論する中で、人数等が制限され、災害等により本会議が開催できなくなる可能性を改めて認識しました。議員が一堂に参集し、議論を尽くすことが議会の基本であることは言うまでもありませんが、非常時の手段として、二元代表制の一翼を担う議会の機能を発揮するためには、
オンライン本会議を実現可能とすることが必要であると考えます。 令和3年3月12日の衆議院内閣委員会では、地方自治体がそれぞれの事情に応じた判断の中で
オンライン本会議の開催是非を決定できるように環境整備すべきとの中谷委員の質問に対して、熊田副大臣が、国会における出席という考え方にも留意しながら考えていく課題だと認識をしておりますと答弁されるなど、国における問題認識は、法解釈上の問題から、国会との比較に論点が流されているとの印象を受けます。しかしながら、国会で実現していないものは地方議会でも認められないとの潜在意識に基づく国会準備論に法的根拠はなく、地方分権の潮流にも逆行するものであると考えます。この状況下では、同じくする環境に置かれた場合、議会としての機能を十分に発揮できない可能性が考えられます。 ついては、本会議への参加、表決の意思表示を
オンラインによっても可能とする地方自治法の速やかな改定を強く要望いたします。
○議長(
菅沼利紀君) 本案について質疑および討論を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
菅沼利紀君) 異議なしと認めます。よって、本案については質疑および討論を省略します。 これから意見書第6号を採決します。 意見書第6号
オンライン本会議の実現に必要となる
地方自治法改正を求める意見書は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (
全員起立)